長野(not名古屋)に刻みつけた絶対王者の証


「長野ですね。すいません。名古屋って言いましたね、ワタシ」


はい、てことでNHK杯のことを書きます。(どういう事だよ)



ええ、書きますが、何か言うことある?ここで改まって詳しく演技の感想を書くことがあるのか?

もうなんていうか、あそこまで圧倒的な、凄すぎる、完璧すぎる、素晴らしい演技を見せられたら何も言うことなんてない。そりゃ羽生さんも終わった後、興奮しすぎてインタビューでは長野のこと名古屋って言うし「血のにずむような」って大事なところ噛むし、ハイにもなるよ。そうだよ、その気持ちわかるよ。

私だってあの素晴らしい演技を表す文章を書くことが出来ない。

オーサーがFSが終わった時に羽生さんに言いました。
「I have no words.」と。

オーサーとほんとに同じ気持ち。何も言うことがない。何も言えない。凄すぎて。

これ以上の演技誰が出来るの?って思ったし、今のフィギュアスケートのルールであの演技は間違いなく最上級に完成されたものだって思う。

マイナスなんてあるわけないじゃん!加点のオンパレードに決まってんじゃん!点数?出るに決まってんじゃん!!!!!!!って感じです。

私は今まで沢山の人の演技を見て泣いてきた。羽生さんの演技で泣いたことだって勿論何度もあるし他にも女子シングルでもアイスダンスでもペアでも、もうそれは様々な人の素晴らしい演技を見るたびに涙を流してきた。

それは「よく頑張ったね」という涙だったり、「ノーミス!スタオベー!」という涙だったり、未完成なものなのに見てるだけで何故か涙が出ることもあったり、「もうこの人の競技者としての演技を見るのは最後なのか」という涙だったり。

感動を与えてくれるからこそフィギュアスケートそのものが大好きだったし、見れるだけ全ての人の演技を見て自分の中の神演技リストを増やしていこうと勝手に思っていた。

だから。羽生さんがいつか300点超えを達成してくれることを夢見て。最初に300点の大台に乗せるのは絶対に羽生さんだと信じて。その時に私は今までの中で一番泣くんだろうなと思ってました。






それがこれです。

全く泣けなかった。


人ってほんとに凄いものを目撃してしまうと涙なんか出ないんだなと痛感しました。

目の前の光景が圧巻すぎて、非の打ち所がなさすぎて、涙が全て引っ込んだ。
ていうか、寧ろ笑ってました私。凄すぎて。3A-1Lo-3Sを決めたあたりから声出して笑ってました。ほんと凄すぎて。

でも尋常じゃなく震えてた。手が震えて、ツイッターに何か書きたかったんだけど、「手が震えてる…」と書くのがやっとだった。
あれがほんとの鳥肌です。途中から涙は一切出ないのに鳥肌だけ立っててほんと異常だった。それだけ異常な演技だったんです、アレ。

織田くんもカートも多くのスケート関係者が言っていた「一生に見ることができるかできないかぐらいの演技」でした。

それは彼自身の演技の中でではありません。フィギュアスケート全体で、いや、人が生きてる内に、見ることができるかできないかの演技だったのです。

それを羽生さんがここ日本の地で見せてくれた。私は生で見ることはできなかったけど、リアルタイムで見せてくれた。
こんな幸せなこと、ありません。


まあ、もう私の感想はこれぐらいにしとこう。何言おうとしても凄いとか、圧倒的とか、同じ言葉しか出できませんので。

ザザッとSPとFSの結果を書いておきますー。


<SP>

  • 4S 10.50点+GOE1点=11.50点

練習の時に見てたまげたんだけど、4Sにイーグルサイドイーグルだと…?3Aでさえイーグルサイドイーグルなんて出来るの貴方だけだったのに???
本番では4Sは堪えたんだけどそのまますぐにイーグルつけた。え、何故あれからイーグルつけれるの????

羽生さんの中の構造がマジでどうなってるかわからないし、宇宙人なので説明されても理解できません。
4Sだけだと堪え気味だったのでマイナスになりそうなところを最初にイーグルから入り、また着氷してからもすぐ様イーグルをつけたことでプラスがもらえるジャンプに変わりました。恐るべし。

  • 4T-3T 14.60点+GOE2.57点=17.17点

恐ろしくビューティホー。4T-3Tを跳んでる羽生さんなんか久しく見てないし、「羽生は4T-3Tを跳べない」ってアンチが叩く材料にしてたんだけど、え?誰が跳べないって???と100回聞き返したくなるほど綺麗すぎる4T-3Tを跳んでくれました。これ以上どうやって綺麗にするの?と聞きたくなるぐらい綺麗なジャンプでGOE3点が出ないのが逆に不思議なぐらい。

バラ1の4Tの入りはパリ散の時より助走が短く、より複雑な入りをしてたんだけど、今回はパリ散とほぼ同じ助走でスリーターンから跳んだね。うん、その方が見てて安心だし、それでも十分ステップから直ちに跳んでるのでそれでいいと思うよ。

  • FCSp4 3.20点+GOE1.07点=4.27点

相変わらず羽生さんのドーナツスピンは美でしかない。回転の早さも良く、8回どころか10回ぐらい回ってんじゃないの?

ここから後半。

  • 3A 9.35x点+GOE2.43点=11.78点

もう当たり前のようにカウンターを入れてくる。3Aの単独ジャンプはカウンターを入れなきゃマイナスになるんだよね?と言いたいのかのように当たり前にカウンターを入れてくる。そして高い!3Aに関しては、羽生さんが普通に跳んでくるってことがまずないのでカウンターからの3A見ても「ハイハイハイ」ぐらいで済ませました。

  • CSSp4 3.00点+GOE1.21点=4.21点

3Aより(コラ)、その後のこのスピンだよー!!!!!

信じられないほど美しい!バラ1で一番感動したのが実はこのスピンでした。急遽構成を変えてきたのでスピンを入れる場所も変わり、それでいきなり音とスピンを綺麗に合わせることとかできるの?とちょっと不安だったんだけど、マジでそんな心配してた過去の自分を殴りたくなるぐらい素晴らしかった。

「まるでスケート靴から音が鳴っているかのようだ」と前から音楽と動作がピッタリ合ってると評されてた羽生さんが、構成を変えて急遽スピンを入れる場所を変えたところで音楽とスピンが合ってないなんて事になるわけなかったのです。
もうほんと音ハメバッチリだった。スピンの速度すら音と合ってるのに、プラススピンをしながら手でも音楽と調和できる。スピンの羽生と言われるだけあります。こんなの誰も真似できない。

ツイッターで回ってきたのですが、このスピンの加点が歴代男子シングルの中で過去最高点だったそうで。あのランビと同じ点。凄ぇ…。こんなところでもちっちゃく過去最高点叩き出しちゃってる…。

  • StSq4 3.90点+GOE1.90点=5.80点

はあーーーバラ1のステップやっぱり大好きだ。いつもバラ1のステップは素晴らしいんだけど、この日はいい意味でいつも以上にノっていた。なんたってジャンプ全てノーミスだし。後は思いっきり滑るだけ。いつも以上に体もよく動いていて、抑揚のつけ方もいい。

  • CCoSp3p4 3.50点+GOE1.21点=4.71点

最後のスピンも軸ブレなしで回転速度も早くバッチリ。

そしてフィニッシュ。







顔wwwwwwwwwwwwwww

最後の顔だけチョイス間違えたよねえwww阿修羅通り越してもうただの鬼ですよwwwwwwショパン見てしっとりしてたら最後に鬼が出たwww

わかるんだよ。「やってやったぜ、ゴラァ」っていう顔だって。いきなり構成あげて、それを一発で成功されたらドヤ顔披露しちゃうのもわかるんだよ。そのドヤ顔の最上級がそれですか?wもうドヤ顔じゃなくて鬼じゃんwみんな言ってたんだけど子供泣くわwwあーほんと面白いwww


TESは59.44点(バケモノ)(世界最高得点)
PCSは46.89点
合計 106.33点(世界最高得点)

自身が持っていた101.45点という世界最高得点を自身で塗り替えた。
羽生結弦を超えたのが羽生結弦自身だった。

感慨深い。かっこよすぎるぜ、羽生結弦。全てのジャンプで加点がつき、ステップスピンオールレベル4!マイナスをつけるところが一つもなかった。そりゃ点数出ます。

SPの日は滑り終わった後も羽生さん自身はとにかく落ち着いてるイメージ(FS滑り終わった後の羽生さんを見てから見ると特にそう感じるw)

しっかり喜びを噛み締めつつも、もう次の日のFSに向けてしっかり気持ちを作ってる。気持ちのコントロールもきちんと出来てるな、と。


ではここで各国のSPの実況解説を文字起こし。全てニコ動についてる翻訳をそのまま文字起こしさせていただいています。

  • イタリア解説①

【イタリア実況】 羽生結弦 2015 NHK杯 SP ‐ ニコニコ動画:GINZA

マンマ解説きた!

(まだ翻訳がついてないのでつき次第、文字起こしさせてもらいます)

  • イタリア解説②

【イタリア版翻訳】羽生結弦 2015 NHK杯 SP ‐ ニコニコ動画:GINZA

4S、4T-3Tを決めた時点で「ボーヤンジンの記録は崩れるとみた」と予言。

演技後、
マンマミーヤマンマミーヤ!信じられない!信じられない!信じられない!!」

「ハニュー惑星にようこそ!住民はただ一人。彼だけだ。凄まじい。」

「ハッハッハッ(爆笑) TESが60点をかすめるよ(笑)」
「OK。59点だ。PCSには何点出そう?もし46〜47点以下ならジャッジ解雇だよ」
「ハッハッハッ(爆笑)」
「106点で世界最高得点」
「当然の成り行きだ」

ここ、点数出る前なのにバッチリ点数を当てててイタリア解説凄いとしか(笑)

「脱帽だ。このパフォーマンスはとんでもないよ。これは素晴らしい演技、ではなく、特別な演技、だ」

「ショートでこのような演技はありえない。誰も真似できない。4S、ステップから繋いだ4T-3T、カウンターからの3A、このプログラムは素晴らしくリッチな内容だ。全ての動作がよく練られている。音楽に合わせて考えられたスピンのポジションテェンジ」

「この若者は普通じゃないよ。今までに存在しなかった種類だね。今後どれぐらい待てば彼のような人材を見ることが出来るかは不明だよ。桁外れの才能だ」

「世界最高得点は101.45点。もう一度言うが、この演技に105点以下が
出たらスキャンダルものだね。このプロはPCSで平均9.5点が出ていいはずだ。10点満点が出るべきものもある」

「素晴らしいね。パトリックチャンだってこのような濃いSPは実現できない。シンプルに言って唯一SPでこのようなことを実現できるのはハニューだけだ、今の時点では」

ここでやっとキスクラ。(キスクラ行くまで喋る喋るw)

「ハニューの表情を見てよ」
「彼は偉業を成し遂げたことを自覚してるね。今日は彼のことだけが話題になるよ。日本国内だけじゃなくね」

点数発表。

「エヘヘヘヘへ(やっぱり爆笑)」
「ジャッジにとってハニューは完璧な存在だった。106.33点。世界最高得点を更新。前の記録から少し上がっただけじゃない。5点以上更新してる。お・そ・る・べ・し!」

「5点も上昇!私たちは100点を超えたスケーターの話をしてるんですよ。その上を5点アップ」

「ボーヤンジンはTESで世界記録を更新したがユヅルはそれをトータルで10点上回った!もう一人のエイリアンがね。このように呼ぶことにしてみる。なぜならこの2人のアスリートはとんでもない」
「このようなSPは今までに見たことがなかった。一人は完全で、もう一人はこれから進化するだろう」

以上。
イタリア解説相変わらず「ハニュー惑星」発言w後、PCSで46〜47点以下だったらジャッジ解雇だの105点以下だったらスキャンダルだの105点以上は出ると確実に予想してくれてます。

  • ドイツ解説

【ESPドイツ実況字幕付】 羽生結弦 2015 NHK杯 SP ‐ ニコニコ動画:GINZA

演技後、
「さて、ボーヤンとの戦いに羽生が挑んできた!羽生結弦は、やる気だ。簡単には負けない!」

「我々はボーヤンジンのワールドクラスのSP演技を体験したけれど、ここでまたもっと優れているかもしれない次のワールドクラスの演技を観ました」

「(ボーヤンより)演技構成点はもっと高いし、TESはもう少し上だ。それに羽生結弦のスケーティングスキルはボーヤンよりも優れている。」

「ちょっと想像してみて。若い中国人が出てきてSPで95点を獲得したら、そこに羽生結弦が出てきてフィギュアスケート関係者と全てのNHK杯の観客・視聴者を、素晴らしい演技で魅了して100点を出してトップに立つ」
「全く、本当に素晴らしい演技だった。文句のつけようが、ありません」

羽生結弦は彼より前の演技者が素晴らしかったら、更にそれより上を行くというのが凄い!」

「このような質の高い二つの演技(ボーヤンと羽生さんの演技)は滅多にあるわけではないが、今日は二つも観られた」
「もしSPでトップに立ちたいのなら、羽生のような質の高い四回転を二本跳ばなくてはいけない」

「僕は驚かない。もし彼が100点を超えても、ちっとも驚かないだろう。はっきり言っておこう」

得点発表。

「106点!!!!!!!素晴らしい!!!!!全く信じられない!!!!!!!!考えられない!!!!!!」(←さっきまで100点を超えてもちっとも驚かないと言っていた人)

羽生結弦の人生で、最高のSPだ。彼は、正真正銘の、世界チャンピォンだ」
「106点。彼はきっと全てで最上のことをしたのだろう。信じられない。全く信じられない。羽生結弦。何という高みに上がったSPを、全て観たのでしょう!」

以上です。
ドイツ解説と言えば14年ワールドの羽生さんのFSの解説がそれはそれは素晴らしかったので今回もワクワクしながら聞いたんですが相変わらず素晴らしかった。

  • ユロスポ解説

【British Eurosport】2015 NHK杯 男子SP 3/3 ‐ ニコニコ動画:GINZA

演技後、
「とても素晴らしかった!息を飲む羽生結弦のパフォーマンス」

「ジャンプ前後の繋ぎや一つ一つのエレメントが素晴らしかった。TESが上がり続けてますね」
「メンタルの強さも必要なのです。チャンピオンに求められるものを証明しなければいけないんです。そういったものを持っていても実現したければいけない。」

「演技直前に目を閉じてたね。まず集中し、そしてゾーンに入って行くのです」
「音楽と一体化した切れ味の良いステップシークエンス」

「4Sにスプレッドイーグルを繋げられるバランス力が凄い。決して簡単ではない」
「ジャンプの前の構えがない」
「力強くもありリラックスした美しいランディング。スムーズに次の要素に入っていく」
「これは今大会で間違いなくベストのスピン」

「構成点を得るためには表現面も非常に大切なんですよね。更にチャンピオンとしての存在感わチャンピオンとしての滑り。その違いが彼には求められる。それを理解し、戦い、実現すること。羽生はそれを実行した」

「さあ、羽生がトップに躍り出たのは確実だが、点数はどうでしょう?現在首位のボーヤンの点は確実に上回るでしょう」

点数発表。

「106.33点!!!驚異的なスコアが出ました!!!!技術点59.44点。全ての要素にGOEが付いたのでしょう」
「技術面、更にプレゼンテーション。46.89点とは、別次元だ」

「よくやった羽生!お前もだ、ブライアンオーサー!」
「この偉大なスコアですが芸術面が大変優れてるので、プレゼンテーションでボーヤンを7点も上回ってるのは当然です」
「驚くべき点数でしたね。すごい大会になりました」

「芸術面が特に今シーズン進化した」
「ユヅルは、常に向上しているよね」
「プレッシャーに打ち勝つ能力、それを秀でていると感じる」

以上です。
ユロスポは相変わらず羽生さんのオトン状態です。

  • ロシア解説

【ロシア実況】 羽生結弦 2015 NHK Trophy SP ‐ ニコニコ動画:GINZA

なんとロシアはタラソワママが解説!羽生さんの演技をタラソワママが解説してくれるなんて胸熱です…!

ステップの途中で
「思わず立ち上がりたくなるプログラムね。彼にとても合っていて、彼はとても敏感に感じ取っているわ。ステップシークエンスのどの要素もお見事」

演技後、
「素晴らしい羽生」
「見事ね。まさに王。素晴らしい」
「文句無しですね。羽生結弦はホームでとても上手くやってのけました」
「彼がトップね」
「トップです。そして今、100%の確率でSP世界新記録が出ます。即に彼が持っている101.45点という点数は大幅に更新されるでしょう。これぞオリンピックチャンピオン。彼は他の選手の演技を見て男子シングルがどこに向かっているかを見定め、応えました。これが答えです」

「10点は更新するんじゃないかしら」
「はい、110点くらいは期待できます。さらに上も。羽生結弦の驚くべきプログラム」
「驚きね。よくぞこのプログラムを残してくれた。だって私は去年このプログラムを見てまだ観足りなかったから。残念ながら現地では観られなかったけど、それでも観られてよかったわ。まさにこのショパンの音楽そのものといった感じ」

「羽生の顔をアップで見ると、その力強い顔つきに恐ろしささえ覚えます。役を生きる役者のように、その表情通りに演じきってみせるんですよね」

「さて、勢いづいてるときの羽生と戦うのは無謀だと見せつけてくれました」
「とても集中していたわね」
「パトリックチャンだろうとボーヤンジンだろうと彼には敵わない」
「彼はまだ成長するわ」
「やることをやりきれば青年は全てで勝つ」

点数発表。

「おう!110点とはいきませんでしたが106.33点!」
「言うまでもないわね。みんな感動で泣いてるわ。そこまでの衝撃だから」

以上です。
タラソワママに羽生さんがべた褒めされてるなんて感動だよ…。110点出るとまで言っちゃうタラソワママw

  • フランス解説

【フランス実況】 羽生結弦 2015 NHK Trophy SP ‐ ニコニコ動画:GINZA

演技後、
「これは世界最高記録が出るでしょうか!」
「技術点がこのままかわからないけど、芸術面では、彼と競合するボーヤンジンのスケーティングの質はオリンピックチャンピオンに匹敵するものとは思えませんでした」
「その通り」

羽生結弦とボーヤンジンの能力にはまだ大きな差があります。羽生は技術面でも、二つの四回転というとてつもなく高難度のプログラムにも関わらず、ジャンプだけではなく、全ての要素の質が信じられないくらい素晴らしいです」

「確かにボーヤンのジャンプも素晴らしいが、ステップやスピンの質などの全てにおいて優れているのは羽生の方です」
「何より、その芸術性は素晴らしいの一言ですね。特に羽生が演じるこの素晴らしいプログラムほどの芸術性は、ボーヤンにはまだありません」

「これは世界最高記録が出るかもしれない。大きな点差になるのはまず間違いありません」
「このショパンは今シーズンで二年目で、昨年も私たちを大変感動させてくれましたが今シーズンはそれにもっと磨きをかけ、卓越したものにしてきました。より繊細で、より実感溢れるプログラムになっています」

「ユヅルは日本のスターですが、このような演技を見せてくれればその地位はまだまだ安泰でしょう」

点数発表。

「ウィー!106.33点!この日本人選手が凄まじい点を叩き出しました!」
「これは凄い!大変な試合ですね」

以上です。
フランスがお茶の間解説じゃないだと…?いつでもどんな音楽だろうがそれを無視して永遠喋り続けるというお茶の間解説が好きだったので、今回は少し寂しい気もしたけど、凄い良いこと言ってくれてますね。いつもと局が違うのか…?

  • 中国解説

羽生結弦 フィギュアスケートGP NHK杯 SP(2015.11.27) 中国語実況 ‐ ニコニコ動画:GINZA

演技後、
羽生結弦。さすがオリンピックチャンピオン。さすが現国際スケートショートプログラム最高得点保持者」
「今日一新されたSP、彼は全く劣らない二種類の四回転を成功させました。しかも簡単な部分は全くありません」

「最初私はプログラムを変更したせいで繋ぎの部分が犠牲させるのかと思いましたが、しかし彼は4Sの入りと終わりにステップと繋ぎを入れていて凄すぎます」
「今回の試合でプレッシャーに負けず、こんなに素晴らしい滑りができた」

「私たちは羽生が挑戦に負けず、そして試合の中、全ての動きが完璧だったのかがわかります。彼の点数は恐らく100点を超えるでしょう。しかもSPの新しい点数記録を打ち立てるでしょう」

「彼はショパンのバラード第1番を成功させました。しかも回転中にも音楽に合わせてるのがわかります。彼の動きはピアノのリズムにとても合わせられてます」

「羽生は男性のパワーと女性の柔らかさを兼ね備えています。彼も天才の一人です」
「今日のSPは天才二人の戦いになりましたね」
「頂上対決ですね」

「会場で羽生の演技が観れるのはほんとに素晴らしいことです。彼の目標は自分の限界を超えること」

点数発表。

「106.33点!歴代最高得点!彼はオリンピックで自分の持つ101.45点を更新しました!」
羽生結弦が挑戦を受けきれたことにおめでとう。そしてボーヤンジンが大会で自分の力を最大限に足しきれたこともおめでとう」

以上です。
中国解説は相変わらず専門的な知識が凄くて驚く。そして自国のボーヤンが素晴らしい演技をして普通なら一位になってほしいと思うところなのに、変わらず羽生さんの演技を讃えてくれるところが素晴らしいですね。

  • Universal sports解説

【Universal Sports翻訳版】羽生結弦 NHK杯2015 SP ‐ ニコニコ動画:GINZA

演技後、
「完璧なスケーターの定義がこれと言っていいでしょう」
「とても興味深いのは芸術的スケーターとして知られている羽生が全て持っていて更にSPで四回転を二回やっている。凄いことになりますよ」

「前回世界最高得点を出した時は四回転を一回しかやっていない。今回はSPで二回跳んでるのでジャッジがどんな点数をつけるか、どれくらい高い点数になるかとても楽しみにしてます」

「この美しい4T-3T。全くもって力が入っていない。着氷後のほうが加速しているのではないかというほど流れています」

点数発表。

「106.33点!!!!!!!自己ベストだけではありません!今まで見たことない点数!」
「余裕で超えてますね。もしかしたら今後しばらくは見られない点数かもしれません」

以上です。

  • NBC解説

羽生結弦 2015 NHK杯 SP NBC ‐ ニコニコ動画:GINZA

お馴染みジョニタラ解説ー!

演技中、
「このSPを見れば、なぜ彼がオリンピックチャンピオンになったかわかるでしょう。始めから終わりまで完璧です」

演技後、
「オリンピックチャンピオンが自国のNHK杯でSPの世界最高記録を出しました(まだ点数出てないw)」
「世界最高得点を更新するか間も無くわかるでしょう」

「曲のデリケートな部分も表現していました。ジャンプ、スピン共に素晴らしい出来です。SPでマイナスが付くところは全くありませんでした。これがSPなのです」

「完璧な演技で、これ以上はあるのでしょうか?」
以上です。
ニコの翻訳でちょこちょこ翻訳されてないところがあるからそこを知りたい。でも相変わらずジョニーはいい声(そこ?)

【ポーランド実況】 羽生結弦 2015 NHK杯 SP ‐ ニコニコ動画:GINZA

3Aを決めた後、
「また最高の演技を見れたね!」
「そうだね。今見てるのはSPでトップに立つ選手の演技だ」

演技後、
「ジャンプもすごいが、そういった技術面だけではなく他のエレメンツ全ての質においても美しいプログラム」
「美しいステップシークエンス、表現力、これこそフィギュアスケートとはこうあるべき、という演技。非常に高難度のエレメンツが氷上に美しく揃えられている」

「ひとつひとつの音のニュアンスに重点を置いた曲の解釈。中国の選手はいずれ手強いライバルになるだろうが、まだまだ学ぶべきことが多くある。しかし羽生結弦は、今現在世界で最も優れたスケーターだ」
「彼がクリーンに滑ったら誰も敵わない。彼は全てを兼ね備えたパーフェクトなスケーターだ」
「そうだ。彼は観客と一体化することができる。どんな曲にでも自分の居場所を見出すことができる」

「彼の技術は非常に高い。スケーティングスキルについても同様だ」
「彼には驚かさせられるよ。技術、スケーティング、難しいステップ、ターン、つなぎ…。彼のテクニックは見ている多くの人を楽しませてくれる」
「曲をしっかり感じ取っている。彼は芸術家だね」

点数発表。

「Oh!!素晴らしい点数だ!素晴らしい!」
「彼のシーズンベストっていうだけじゃない!106.33点はパーソナルベストだ!」
「オリンピックで出した世界最高記録を5点も上回った!」
「我々はとてつもなくハイレベルな試合を目にしました」

以上です。


<FS>

  • 4S 10.50点+GOE2.86点=13.36点

ほんとに余裕すぎた4S。私の跳ぶ前の緊張を返せと言いたくなるぐらい余裕でこれ以上どうやって綺麗に跳ぶの?と聞きたくなるぐらい素晴らしいジャンプでした。GOE3点じゃないのがおかしいぐらい。

  • 4T 10.30点+GOE2.57点=12.87点

これまた恐ろしくビューティホーな4T。なんていうか軽々跳びすぎて、見ててもミスする気が全くしなくて、もう恐怖すら感じる。冒頭の2つのジャンプだけで26点稼いでるよ。この人コワイ。

  • 3F 5.30点+GOE1.10点=6.40点

この笑っちゃうぐらい入り方が難しい3Fはもう余裕。にしても完璧インエッジで跳べるようになってるなあー。

  • FCCoSp3p4 3.50点+GOE0.93点=4.43点

ビールマンが今日はいつも以上に余裕感あるのでほんと体の調子がいいんだな、と。

  • StSq4 3.90点+GOE1.60点=5.50点

シーズン初めから中々レベル4を貰えなかったステップシークエンス。この日のステップは見た瞬間、これはレベル4貰えると確信しました。オータムよりスケカナよりよく動けてる、動き一つ一つが大きくて、メリハリがついてて、また更によくなってた…!にしてもSEIMEIのステップシークエンス大好きだー。

さて、ここから後半。

  • 4T-3T 16.06x点+GOE1.71点=17.77点

後半のクワドコンボ決めた…!!!!4Tで前屈みになったもののその後余裕で3Tをつけてプラスがつくジャンプに変えたのは流石の一言。にしても4T-2Tじゃ中々決まらないから4T-3Tにするって言って、それを一発で決めると。意味がわからない。

  • 3A-2T 10.78x点+GOE3.00点=13.78点

ここでGOE満点出すか!!!!!!やっぱ3Aは羽生さんにとってズッ友ですよね。

  • 3A-1Lo-3S 14.74x点+GOE2.43点=17.17点

もうこの3Aからのコンボとか入り方笑っちゃうぐらい難しいの。ほんと難しいの。でも余裕で決めていく。もうミスる気がしない。

  • 3Lo 5.61x点+GOE1.00点=6.61点

3Loは羽生さんがいつもウォーミングアップかわりに跳ぶジャンプなのでそりゃもう余裕ですよ。

  • 3Lz 6.60x点+GOE1.50点=8.10点

もうここまできたら最後のジャンプ3Lzのみが不安だったのですが(スケオタなら全員が覚えてるご愛嬌3Lzを思い出して)、そんなスケオタ全員の不安を吹き飛ばすぐらい綺麗な3Lzを最後に決めてくれました。そして本人も思わずガッツポーズ。ふわっと降りたなー。なんかちょっとディレイ気味で美しいルッツさんでした。ルッツおかえり…!

  • FCSSp4 3.00点+GOE1.14点=4.14点

ジャンプ全てを完璧に決め、最上級にボルテージが上がる観客。このスピンはこの後のコレオの予兆みたいな。これからくるぞくるぞ…!と鳥肌が一気に立った瞬間。

  • ChSq1 2.00点+GOE2.10点=4.10点

もうかっこよすぎて言葉が出ない。ほんとに最後の最後までスピードが落ちない。ここまで高難度のジャンプを次々と決めてまだ体力が落ちないなんてこの人どんだけ体力ついたの。もう十分かっこいいんですよ。もう世界で一番かっこいい人なのに、ジャンプ全て決めた時点で何の文句もつけようもないぐらい完璧な人なのに、そこからまだ畳み掛けてくるようにハイドロをしてイナバウアーをして、これ以上一体何を世界に示したいんだ、と。

  • CCoSp3p4 3.50点+GOE1.14点=4.64点

この最後のスピンから拍手が鳴りやまない。みんな早く早くスタオベしたいという堪え切れない感動と興奮が伝わってきた。

そしてフィニッシュ。
まさに笑顔が弾ける瞬間を見た。

昨日の鬼人フィニッシュが嘘のようにいい笑顔でフィニッシュ。「はい、浄化完了ー☆僕できたー☆」とセリフをつけたいぐらい無邪気な笑顔でした。

圧巻でした。圧倒的でした。私まで信じられない世界に来た気がした。

羽生さんのここまで力強いガッツポーズ見たことない気がする。

TES 118.87点(バケモノ)(世界最高得点)
PCS 97.20点(こっちもバケモノ)(世界最高得点)
合計 216.07点(世界最高得点)

もう何もかも未知ですよ。

PCSで10.00点満点をついてるのが13個もあるんですよ。曲の解釈の項目で9人中6人が10.00点をつけてるんですよ。今まで中々世界に評価されなかった和の音楽がだよ。感慨深いよ。凄いよ。羽生結弦が世界に認めさせたんだよ。

SP・FS合わせた合計が322.40点(世界最高得点)
300点超えるか超えないかの話をしてたのに300の更に22点上の322点ですよwwwもう凄すぎて笑えてくるw

ていうか、どんだけ世界最高記録更新するんだ。世界最高記録という字が並びすぎで羽生結弦がやったことの凄さに改めて気付く。

点数が出た時の羽生さんが素晴らしく可愛いので助けて下さい。宇宙人のくせにめっちゃ可愛い。

さっきまで阿修羅顔で悪霊退散してた(語弊)人とは思えない。


フィギュアスケートの歴史が変わった瞬間。歴史的数字。

その後の優勝インタビューでもとりあえずめっちゃハイで喋りまくる羽生さんがもう面白くてなwww

そうだよねwアドレナリン抜けきってない状態でこんないい演技した後だとそりゃこんなテンションなるよねwww

もういつもは20歳とは思えないぐらい冷静で落ち着いた発言をする羽生さんが今日はバカの子に見えるよw

表彰式もとりあえずテンション高くて喜び爆発させてる羽生さんでした。

改めて、本当に本当におめでとう!!!!!
SP・FS・トータルで世界最高得点更新おめでとう!そして優勝おめでとう!


さて、ここで世界各国の解説を文字起こし。

  • ロシア解説

【ロシア実況】羽生結弦 2015 NHK Trophy FS ‐ ニコニコ動画:GINZA

SPに続きタラソワママ解説です。

羽生さんが4S跳んだ時に興奮したように何か言おうとする実況に
「ちょっと黙ってなさい」と、タラソワママが一撃。

もう腹痛いぐらい笑ったwwwwwwタラソワママ容赦ないwww
タラソワママはこの素晴らしい4Sを見たときにこれから何かが起きると予感してたのかな。何か口に出してはいけない空気を感じたのかもしれないね。

後半4T-3Tを跳んだところでタラママ大興奮!
「よくやったわ!」と。

3Aのコンボを跳び始めたところで「ここまでできると彼には誰も敵わないでしょう」
「疑いようのないオリンピックチャンピオン」
「言うまでもないでしょう」

演技後、
「なんて立派な子」
「彼は歴史を作ってる」

「これを観られてとても幸せだわ。これがフィギュアスケート男子シングル。これが幸せ。人が全ての力を使い切って滑り切るところを観られて幸せ。彼は少しも残らず全ての力をここに注ぎ込んだわ。もちろんブライアンの力も凄いわ」
「技術点119点。信じられない点数です。私たちは羽生結弦のファンタスティックな世界記録の目撃者となりました。史上初の200点超えとなるでしょう。ジャッジを見るまででもありません。見る気にもなりません。SPとFS合計で300点を超え、これも史上初となります」

「なんていうか成長しているのよね。彼はとても痩せていて細いから、沢山鍛えて練習して彼の身体は少し変わったようだから。身体が強くなっていることが一目でわかるわ」

「彼には大きな土台がある。沢山の選択肢がある」

点数発表。

「216点!そして合計322点、これはもう二度とないでしょう!」
「誰もが自分の運命を切り開くのよ。これは彼の手の中にある運命」
「羽生は信じれないようですね。私たちも信じられません。」

「私はソチのチャンピオンが別次元の高みに上り詰めるのを見届けるまで生きられて幸せよ」
「まだ2年しか経ってないんですよ」
「この高みまで他の誰かが上り詰めるまで、まだ何年もかかるでしょう。だから私は、天井は自分の頭で突き破ったはうがいいっていつも言っているの」

タラママ終始ベタ褒めで嬉しい…
そして終始実況の人とタラソワママの気が合ってないwww

  • イタリア解説①

【イタリア実況】 羽生結弦 2015 NHK Trophy FS ‐ ニコニコ動画:GINZA

マンマ解説ー!!

3A-2T跳んだあたりで笑ってしまってる男性解説者www

演技後、
「これは羽生結弦の魔術です!!!」
「これほど相応しい曲はなかった!ファンタスティッコー!マンマミーヤ!ファンタスティッコー!ユヅルハニュー!!!」
「オリンピックチャンピオンはスタンディングオベーションと称賛に値します」

「羽生の強さを証明するには十分ね」
「私と彼は今、涙を流しています」
「僕は感動した…マンマミーヤ
「だって本当にファンタスティックなプログラムだったから」

「他の言葉が思いつかない、なんと表現したらいいのか適切な言葉が浮かんでこない」
「いや僕はこのプログラムを描写する新しい言葉を作り始めなければならないと思う」
「誰が羽生結弦に勝てる?(笑)」
「今現在彼に勝てるのは彼自身だけだ(笑)」
「その通り、彼が彼自身に勝つのです」

「彼が一体何を成し遂げたか。非常に鮮烈で引き込まれるプログラム」
「彼がジャッジに投げかける眼差しを見た?音楽のすべてのニュアンスを引き立てている。本当に素晴らしい。各ジャンプ要素を着氷した時、最後のルッツで決めたガッツポーズ。何というチャンピオン」

フィギュアスケートの魔法とか、何かそんな種類のものだ。僕が笑ってしまったのは」
「ブライアンがI have no wordsと言っています。私たちも同じ気持ちです。言葉がない」
「このパフォーマンスに素晴らしいと言っています。彼はいつも通り皆にありがとうと言っています」

「4S。この安定感、精度、軽やかさを見て欲しい。そして4T。流れがあり、冷静で確かな着氷。昨日より更に支配できている」
「自分自身を支配し、すべてのエレメンツを支配し、眼差しの持つ驚異的な引力を支配している。彼があらゆることを行う際の眼差しを見て欲しい。僕は歴史を見た」
「彼は何をするでも無数のことを伝えてる。前向きに進んでいる、その目力で見るものを引き込みながら」

「僕は冗談じゃなくて本当に涙が出るほど感動した」
「そうね、私達はここで涙を流している」
「君はここで僕を見てるからわかってるだろうけど。そしてこのステップシークエンスは一体何なのか!それにこういうプログラムを見ると究極の芸術というだけでなく、彼がフィギュアスケートを愛していて自分の国と人々の為に滑っていること、そしてこのようなプログラムを滑りきった歓びと達成感が伝わってくる」

「これは羽生結弦の最も素晴らしい映像。オリンピックチャンピオンよ」
点数発表。

「アハハハハハ!(爆笑)」
「私達が黙っているのは、この素晴らしい瞬間と羽生結弦の歓びと感動をみなさんに感じてもらいたいからです。これは世界新記録のプログラムです!!!彼の合計点は322.40点!!!!」
「これの意味するところがわかりますか。これは世界記録です!!!!!!」

以上です。
はあ、相変わらずマンマは最高です。そして今回は男性解説者のテンションも高かったw二人して羽生さんの演技を見て泣いてくれたんだね…。

  • イタリア解説②

【イタリア版翻訳】羽生結弦 2015 NHK杯 FS ‐ ニコニコ動画:GINZA

3Lz跳んだ時点でこちらも笑ってしまってる解説者(笑)そして一言
「TESは100点を超えているのにプログラムはまだ終わっていない」

演技後、
「なんてことだ!!!!!!」
「これはフィギュアスケートのアンソロジーだ!今日をもって競技の世界が変わった!!羽生は全てを進化させた!」
「これまでもスポーツの歴史を作ってきたプログラムはある。でもこれはそれ以上の、ソルトレイク以後に作られたフィギュア採点システムの破壊だ」

「技術点が約120点!どういうことか分かる?」
「信じられないことだ。このようなパフォーマンスは前例がないよ。羽生のこのようなレベル、実際彼の前には誰もやったことがなかった。近づいたことさえなかった」

「これは芸術と飛び抜けた技術点さがパーフェクトに合体している。それぞれのエレメントが複雑なステップシークエンスから入ったりトランジッションがあったりと、2本目の3Aの前では何を発明した?」
「とんでとないものだよね。イーグルからエッジを変えてそれからステップを踏んで最後に向きを変えて3A-1Lo-3Sと完璧な着氷。このようなアスリートは存在しなかった。」

「今まで僕たちは素晴らしいパフォーマンスをアシストしてきた。技術も卓越した非常にレベル高いアスリート達…しかしそれらと彼は同じじゃない。現時点で比較すべき対象が存在しない。彼自身以外は」
「その通り。彼は自分自身と戦っている。この演技の後はどんな進化をすればいいんだ。今後パフォーマンスは非常に凝縮される。でも彼なら可能だ。唯一出来るとしたら、それは彼だ」

「ユヅルがありがとうと観客に言ったよ。君にこそグラッツェ!と言いたいよ。一つだけではなく二つの評価できないほどの傑作をこのNHK杯でプレゼントしてくれた。競技の歴史に刻まれたんだ」
「そう、その通り。完全無欠な3本の4回転。完璧なクオリティの7本の3回転。」

「信じられないよ。彼は後半の冒頭に4T-3Tを跳んだ」
「(4T-3Tというジャンプは)歴史的にレベルの高いスケーターにとってもプログラムの中でも最も難解なエレメンツ。彼は曲の2分経過後に成し遂げている。クオリティも高い」

「三本目のジャンプ、3Fだが窮屈で飛びにくそうだ。それを4Loに置き換える、というアイデアがある」

すげーこと言う解説者wwwwww

「ボーヤンなどの若者がいる。しかし問題はもう今は誰も彼の相手にならない」

「彼は体が万全だとこのようなことをやってのける。このプログラムは競技の歴史にザックリと刻まれ、羽生結弦は自動的にレジェンドとなった」
「そうだ。僕たちは本当に新しい歴史のページを書き換えるアシストをしたんだ。僕たちは伝説に立ち会っている。競技のサイエンス・フィクションに」

「320点?どこまでいく?」

まだ点数出てないのに相変わらず点数予想バッチリ当ててて凄すぎるぜ、イタリア解説w

「実質ユヅルが成し遂げたことはとんでもない。世界記録をボロボロに壊すよ。現時点で誰も近づくことはできない」

点数発表。

「ウオオオオオ!!!」
「322.40点!!!彼らも信じられないようだ。僕らもだけど」

「このようなパフォーマンスにPCSが10点以下なんてありえないし、言葉に出来ないようなことを成し遂げた。個々のすべてのエレメントが完璧だった。最初から最後まで」
「今後羽生を超えるのは羽生本人しかいないね」

以上です。

  • 中国解説

羽生結弦 2015 NHK杯 FS 中国 ‐ ニコニコ動画:GINZA

演技後、
「ソチシーズン、パトリックチャンの背中を必死に追いかけていた羽生選手。そして、オリンピックで日本男子の歴史的な一歩を刻みました。そしてそして、昨季の様々な困難を乗り越え、今季、王者 羽生結弦が戻ってきました」
「今回のフリーで羽生選手は完全無欠のプログラムを演じました。全てのエレメントで非常に高いGOEを獲得出来ます。ジャンプ、スピン、何一つ減点される要素はありません」

「彼は相手が強ければ強いほど自分も強くなるタイプの選手です。SPではボーヤンとの4回転対決に勝ちました。スケートカナダでもSP6位と出遅れながらも、パトリックチャンにFSでの真っ向勝負を挑み、2位まで追い上げました」
「そうですね、本当にプレッシャーに強い選手ですね。メンタルがとても強いです」

「羽生選手、本当に嬉しそうですね」
「SPの時、観客が嬉しさのあまり泣いてしまった場面が印象的でした。さすが日本男子フィギュアの誇りですね。ソチ五輪では、日本唯一の金メダルが羽生選手でした。今では国民的英雄になっています」

「オリンピックチャンピオンになる為には、高度な技術の蓄積だけではなく、優れた芸術表現力も必須です。それに、各技量の総合的な能力が問われます。スケーティング、柔軟性、強い心、冷静沈着な頭脳。羽生選手はオールラウンドの選手です。」

「彼が演じるプログラムを見ている我々は、まるでその世界に身が置かれるように感じたり、音楽とともに、彼のプログラムで表現する世界に入り込んでいるように感じたりします」
「会場で彼の演技を見ると、その一つ一つの動きに心が震えさせるように感じます」
「まるで我々は彼のジャンプと一緒に飛び上がり、降りてくるように感じますね」

「彼は心の底から、ファンから応援され愛されることを喜んでいますね」
「彼の戦いに挑む闘志、強さを目の当たりにしました。この闘争力は本当に有難いです」

点数発表。

「見てご覧なさい!!!!216.07点!!!パトリックチャンの記録を20点も上回りました!!!!!!」
「オーマイガー!!!彼自身も信じられない高得点ですもの!」
「そして、合計322.40点!これもISUのSP、FS合計得点記録をも上回りました!」
「しかも、一つの試合の中で、SP・FS・合計点、全てで世界新記録を叩き出しました!」
「これは歴史上の最高得点です!!」

「会場の観客の皆さんが、この目の前に起きたことにただただ興奮してやみません」
「彼は先ほど自分の演技に憑依されたかのようでしたが、今はこの最高得点にただ驚いていますね!」
「もう本当にあまりにも多くの驚きと震感が、一斉に我々を襲ってきた感じです」

以上です。
中国解説の圧倒的な語彙力…尊敬するぜ…。
そしていつも落ち着いてるイメージの中国解説が点数出た瞬間、とっても興奮して荒ぶってて、珍しいものを見ました(笑)羽生さんほんと愛されてるよ。

  • ドイツ解説

羽生結弦 2015年 NHK杯 FS (ドイツ語解説) ‐ ニコニコ動画:GINZA

演技後、
「あっはっは(笑)シングル男子の闘いは何という最後になったことでしょう!凄かったわね!」
「やあ、本当に驚いた。FS全体を通して、全てのジャンプがこんなに安定しているなんて、あり得ない!まともじゃないよ。言葉が全く見つからない」
「信じられないわ。ソチのオリンピックチャンピオンがこんなだったら、誰が彼に勝てるのかしら。本当に、信じられない!」

「もちろん会場は、羽生結弦の素晴らしいFSの演技にスタンディングオベーションです」
「私が特に印象的だったのは彼の軽さについてで、着地の時も重さが全く感じられない」
「そう、最初の4Sはバターのように柔らかい着地だった。やあ、たまげた!これだけで彼はもう一位になったも同然で、記録的には勿論彼のベストは間違いないし、パトリックチャンの持っている世界記録や総合得点も塗り替えることになる」

「信じられない。今観たように、こんな素晴らしい演技で取った記録は、どのぐらい保ち続けられるだろうか?もしかしたら10年ぐらいか、ひょっとしたら彼がこんなに良いなら彼自身が世界選手権で、自分自身でもう一度塗り替えるかもしれない。間違いなく観客の応援が力になっていただろう」

「この演技はパトリックチャンでさえ対抗できない。パトリックはまだ安定していない」
「ハビエルフェルナンデスと比べてみても、スケーティングで羽生の方が若干優勢だろう」
「もしパトリックチャンが完璧な演技をしたとしても、このような羽生結弦に勝てるかはわからない」

「難しい要素を彼はプログラムの後半に幾つも入れていて、加点を貰っています。4分半を乗り切れるコンディションが素晴らしい!本当に全く、羽生結弦は良くやったわ。感銘的だわ!」
「このプログラムは日本的なものを表現していて個性的だけれど、彼はそれをとても上手に伝えました。素晴らしい!」

「全く、信じられない。僕は彼がこれ以上行けるかわからない(笑)」
「彼はまだ自分が何を起こしたのか気付いていません」

得点発表。

「視聴者の皆さん、見てください(笑)これは単にFSでの 194.08点が最高だった彼の自己ベストを塗り替えただけではなく、パトリックチャンが2013年に打ち立てた世界記録を何と約25点も塗り替えています!」
「このコーチと羽生二人で喜び合っているビデオを額に入れて、一生見ていられるわね(笑)全く、凄いわ!」

「合計322.40点に居合わせてたなんて、なんという体験でしょう!」
「ちょっと考えてみて。ボーヤンが素晴らしいSPを滑っても一位の羽生と60点も差がついてしまう。本当に、信じられない(笑)」
「そう、SPで10点、そしてFSだけでも50点上乗せしたわ。この二人が喜んでいる画面はこれから5分間でもずっと見てられるわ!」

もう演技終わってからちょいちょいずーっと笑ってる解説者二人(笑)わかるよ、その気持ち。凄すぎてもう笑っちゃうよね(笑)

  • NBC解説

【NBC 米実況】 羽生結弦 NHK杯2015 FS ‐ ニコニコ動画:GINZA

SPと同じくジョニタラ解説ー!

演技後半に入った頃、
「彼の演技では、ジャンプ前後のトランジションに注目して下さい。振付に織り込まれていて、いつジャンプするかわからないんです。本当に胸が踊ります」

演技後、
「これはオリンピックではありませんが、この瞬間は一生忘れることはできません」
「完璧で、魅了される演技でした」

「誰も彼に敵わないわ」
「君はこれまでもずっと一位だし、今も一番だよ!この世界の誰よりも君は凄い!」
「(I have no wordと言うオーサーを見て)その気持ちわかるよ」
「私も言葉がないわ、ブライアン(笑)」

「最初のクワド。まるで息をするかのように簡単そう。まるで水みたい。ふわっとしてなめらか」
「まさに完璧としか言いようがないね」
「自国の大会でいい演技をすることは決して容易ではないよ。しかもオリンピックチャンピオンが。すごい得点がくるよ」
「凄いどころじゃないよ、きっと(笑)」

点数発表。

「300点台!!!!史上初の快挙だ!!!」
「歴史を作ったわね、322点!」
「どれをとってもマイナスをつけたジャッジなんて一人もいない。マイナスが付けられた要素もゼロ。当然の結果だね。圧倒的に素晴らしかった!完璧な!」
「本当に完璧!!!」

「彼はまさにチャンピオンだね」
「本当にそう」
「彼もどうしたらいいかわからず困ってるようだね。本当に素晴らしいパフォーマンスだった」

以上です。
「君はこれまでもずっと一位だし、今も一位だよ!この世界の誰よりも君は凄い!」すごい名言。この言葉忘れません。ありがとう。
SPに引き続き少しだけ訳されてないところがあったのでそこが知りたいー。

  • ユロスポ解説

【ユロスポ実況】 羽生結弦 2015 NHK Trophy FS ‐ ニコニコ動画:GINZA

3A-2Tを跳んだあたりで
「オーマイガー!これは凄いことになってきました!」
「もう夢の世界です」

最後のジャンプ、3Lzを決めたところで
「羽生の信じられないような演技!!!」

演技後、
「信じられない!!!!!!!!!」
羽生結弦。その最高のパフォーマンスでなければこのプログラムを達成することは不可能でしょう!」
「この会場の誰もがこれが史上最高の演技になったことを受け止めています。とてつもない点数が出るでしょう!!!」
「新記録が出ますね。おめでとう!本人とコーチ、チームが一丸となってやり遂げた!」

「彼のゴールは一回のオリンピックチャンピオンだけじゃない。このようなスケートを続ければ、誰も彼に触れることすらできないでしょう。彼は全てを兼ね備えている。芸術性、パワー、技術、惹きつける力。そういった力量がないスケーターは観客と一体になることができない」
「ただただ凄い。そしてこの巧みに練られたプログラム。冒頭で二つの四回転と三回転、スピン、ステップシークエンス、ちょっとだけ息継ぎを入れてから五つの完璧に美しいジャンプエレメンツの連続。全て成功しました」

「いやあ、素晴らしかった」
「最高点は数年前にエリックボンパールでパトリックチャンが出した197.75点。一方ユヅルの自己ベストは194点ちょっと。表示されてる技術点を見るとこれは凄いことになります」
「この素晴らしい演技の構成点がマイナスされることはないよね」
「ないね。音楽がハマっていた。日本のサムライ的な味の。自信がみなぎっているでしょう?」

「全てのジャンプ前に身構えないところがいいね。それも何度でも。しかも、あの着氷の素晴らしさ!むしろテイクオフよりスピードがあるランディング」
「求められるジャンプのバランス、高さ、着氷のエッジ、合間の繋ぎ、全てが揃っています。チャンピオンの滑り。超人の域に達してるね」

「SPの後、やっとクリーンな演技ができて嬉しいと本人は言ったよね。彼がこのクリーンな演技をしたら、世界の誰も対抗できないだろうね」
「キャラも効果的だね。集中した面持ちとかが、曲の印象にマッチしてる。またそれが全体の演技を違うレベルにうまく押し上げるというか、ファイティングパフォーマンスだし、そして彼はきちんとやり遂げてみせた」

「10点満点いくかな?」
「そうなったらいいけど。ジャッジは出し惜しみするから。スケーティングスキル、繋ぎ、演技、振り、どれだけやったら10点出すのか?」

点数発表。

「見て!!!!216.07点!!!!!信じられない!!!!!!!」
「合計322.40点!これは別次元です!!!!!!」
「信じられない!!!!!!ジャッジ、よくやった!」
「当然の評価だね!」

「審査員のマークの中にきっと10点満点を付けた人が何人かいると思うな」
「そうだと嬉しいな」
「もし10点を付けたのが誰だかわかれば握手しにいくよ、僕は」
「そうだね(笑)でも誰が10点を付けたかわからないんだ」
「それにしても審査員達、あっぱれだ」

以上です。
ユロスポのオトン解説相変わらず大好きだー(笑)そしてなぜか途中から羽生さんの演技に高得点を出したジャッジまでべた褒めwそれだけ高得点が出て当然の演技だったんでしょうね。

【CBC カナダ実況】 羽生結弦 2015NHK杯 FS ‐ ニコニコ動画:GINZA

カート解説キターー!!!

冒頭3つのジャンプを跳んだところで
「ジャンプは革命的。そして着地も見事。勢いも落ちていない。彼は芸術的にも一流のスケーター」

後半の3A-1Lo-3Sの入り方を見て
「全くこれはもう…(笑)なんて難しいフットワーク(笑)」

コレオシークエンスの観客の湧きようを見て
「ここが彼の地元だから観客がこんなに熱狂しているわけではありません」
「私たちは今、男子フィギュアスケートの最高権力者の演技を目の当たりにしてます」

演技後、
「彼の心に火がつくと、誰も手出しが出来ません!日本の魂、オリンピック金メダリスト、世界チャンピオン、最初にして唯一SPで100点台を叩き出した男。今は、歴代初のFS200点台を彼は出そうとしています!」
「この彼の演技はおそらくオリンピック金メダル級のものですね」
「ここ彼の母国では、彼はメガスター。彼はまさに無敵」
「まさに超新星

「ああ、彼の顔を見てください。これまでのキャリアで今最高に気持ちいい瞬間ですね」
「こんな最高のパフォーマンスができるのはキャリアの中でたった2度だけ、みんなそう言うわ」
「2度?僕なら1度きりかな」
「まさにそうね。一生記憶に残るわ」

「羽生がありがとうと言っている。こちらこそ、ありがとう。こんな演技を見ることができて光栄だ」
「とても素晴らしいわ」
「彼は誰も引きに取らない滑りを持っている」

「私たちはこのプログラムの素晴らしさを表す表現を使い果たしてしまったわ」
「オーサーのI have no wordsと言う言葉は正しいよ。僕もユヅに振り付けしたことがあるんだけど彼は振付師の言うことに耳を傾けるんだ。彼は尊敬してくれて、振付師自身の解釈に興味を持ってるんだ。それでいて自分で見せ場を見つけるんだ」

「今フィギュア界では、誰よりもリンクの真ん中に立つだけで絵になる人だよ」
「まさにその通りね」
「演技を始める前に観客の心は彼のものなんだ」

「オッケー!もう満足だ!帰ろう!」
「ハハハ(笑)まだ点数が出てないわ」

点数発表。

「これまでの世界最高記録をぶち抜きましたね!!!!19.32点も上回って!」
「旧採点法でいう6.0 6.0 6.0…を見てるわけだね」
(満点ということですね)
「ブライアンも泣きたいだろうね」
「歴史的瞬間だね」

以上です。
いつものように観客にありがとうと言ってる羽生さんを見て「こちらこそ、ありがとう。こんな演技を見ることができて光栄だ」と言うカート。とっても嬉しい言葉。



私の語彙力のない言葉より各国の解説の方がよっぽど感動するし、語彙力があるし、嬉しいですね。

未だに1日に何度も演技を見てしまうしそれはもう余韻に浸ってます。幸せ、だった。本当にあの三日間は幸せだった。まるで奇跡のような時間だったけど、私はあれを奇跡で終わらして欲しくない。

322.40点という未知の点数を、また羽生さん自身が超えてくれると信じてる。あの人はいつも高みを目指しているから。ソチ五輪がゴールじゃなかったように、このNHK杯の記録がゴールじゃない。

ソチ五輪の金メダルが始まりだったように、NHK杯でのこの記録がまた新たな始まりだと思ってる。



改めて、おめでとう。
そして、こんなに素晴らしい演技を見せてくれて、素晴らしい得点を見せてくれて、新たな未知の世界を見せてくれて、ありがとう。本当にありがとう。

「点数以上に何よりもやっと僕自身が自分の演技を成し遂げられたということにすごく意味を感じた1日。やっと僕自身の色を見つけられたかなと思います」

この演技が「僕自身の色」だというなら貴方の色は圧倒的すぎるよ(笑)

そしてまだいけると、まだこんなんじゃ絶対王者じゃないと言う貴方を見てなんだか安心しました。
そういうところが好きなんです。現状に満足せず、さらなる高みを目指す貴方が。

次はGPFだー!NHK杯に浸りたいところだけどもうNHK杯の二週間後にはGPFが迫ってるという事実(笑)

みんなにとって良い大会になりますように!